厚生労働省:こころの専門家
専門家の役割と、かかりつけ医などへの相談について確認できます。
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例えば、したいと思ってセックスをした。嫌なことをされたわけでもない。ところが、終わってしばらくすると涙が出る。「楽しかったはずなのに。もしかして、この人のことが好きではないのかな」と、自分でも戸惑う。
最終更新:2026年10月2日

悲しくなったということだけで、相手への愛情がなくなったとは決められません。満足した、合意のある性行為のあとにも、落ち込みや涙、いら立ちを経験する人がいると報告されています。[1][2][3]
こうした性行為後のつらい気分は、研究では「postcoital dysphoria(ポストコイタル・ディスフォリア、PCD)」と呼ばれます。女性だけの話ではなく、男性を対象にした調査もあります。[2][3]
名前を知ると、「自分だけの変な反応なのか」という疑問には、少し答えが見つかるかもしれません。ただ、その名前だけで自分の涙の理由まで分かるわけではありません。
国際性医学会(ISSM)も、原因はまだはっきりしていないと説明しています。[1] 今回参照した研究は、参加者の経験を質問票で調べたものです。「このホルモンが変化したから悲しくなる」と原因を突き止めた実験ではありません。[2][3]
「本当は相手が嫌いなのだ」「過去に何かあったに違いない」と、理由を一つに決めなくて大丈夫です。一方で、嫌だった言葉や行為を思い出したなら、その気持ちまでPCDという言葉で片づける必要はありません。
相手から「嫌だった?」「何かした?」と聞かれても、自分にも理由が分からない。そんなときは、答えを作るより、今どう過ごしたいかを先に考えてみてください。
隣にいてほしいのか、少し一人になりたいのか。触れてほしいのか、今は触れられたくないのか。「セックスのあとは抱き合えば安心するはず」と、過ごし方まで一つに決めずに。
伝えるなら、例えば「今、理由はよく分からないけれど悲しい。少し一人で休みたい。あとで話そう」。これは治療法ではなく、つらい最中に無理な説明や触れ合いを増やさないための提案です。
落ち着いてから振り返るなら、「いつ始まって、どれくらい続いたか」を一つだけ残してみる。直後の短い時間だったのか、翌日もつらかったのか。相手への気持ちの結論より、今の自分に起きたことを書いてみてください。
毎回のようにつらくなる、次のセックスが怖くなる、性行為のない日にも落ち込みが続く。そんなときは、かかりつけ医などの医療機関へ相談してください。[1][4]
「セックスのあとに悲しくなります。理由は分かりません」で伝わります。始まった時期や続く時間が分かれば添える。PCDかどうか、自分で判断してから受診する必要はありません。
こころの不調をどこで相談するか迷う場合は、下の厚生労働省の案内も参考になります。SAYiでは診断や治療は行っていません。
楽しかったことも、あとでつらくなったことも、そのまま伝えてください。どちらかをなかったことにして、説明をつけなくてもよいのです。
専門家の役割と、かかりつけ医などへの相談について確認できます。
公的資料を見る →資料の確認日:2026年10月2日
性行為後のつらい気分、原因の不確実性、医療者への相談。表示日は2015年12月1日ですが本文に2018年の研究が含まれ、最終更新日は未確認です。
2015年10月5日公開、同年12月の巻号。女子大学生を募集した質問票調査の本文を確認。対象集団と自己報告の限界があり、日本全体の経験率として扱いません。
2018年オンライン公開、2019年の巻号。男性1,208人の匿名オンライン調査。公開抄録を参照。原因を証明した実験とは扱いません。
不調が続くときの専門家・かかりつけ医への相談。PCD専用の診療指針ではありません。公開・更新日未確認。文中の場面・文例・休み方・記録の提案は編集部が作成したもので、治療法ではありません。