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セックスの回数を増やしても、幸せにならなかった。なぜ?

セックスの回数が増えれば、もっと幸せになる。そう考えたくなりますよね。ところが、実際に回数を増やしてもらった研究では、幸福感は上がりませんでした。しかも、セックスへの欲求や楽しさは低下していたのです。

最終更新:2026年10月1日

カフェで新聞を広げ、虫眼鏡を手に一緒に読み解く二人の挿絵(AI生成)
記事のテーマを描いたイメージ
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夫婦に「回数を倍にしてください」と頼んでみた

2015年に発表された米カーネギーメロン大学などの研究です。参加したのは、35〜65歳の既婚の男女128人。夫婦を無作為に二つのグループに分け、片方には3か月間、セックスの頻度を倍にするよう依頼しました。もう片方には、回数について指示しませんでした。

指示されたグループでは、実際に頻度が増えました。ただし、全員がきっちり倍にしたわけではありません。そして、狙っていた幸福感の上昇は見られず、欲求や楽しさも低下しました。

「多ければ多いほど幸せ」という単純な話ではなかったのです。

「回数を倍に」と頼んだ実験の結果

参加した人

35〜65歳の既婚の男女128人。夫婦を二つのグループに分けた。

3か月間の違い

片方にはセックスの頻度を倍にするよう依頼。もう片方には回数の指示なし。

増やしたグループは

幸福感は上がらず、欲求や楽しさが低下した。

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楽しみだったはずが、「しなきゃ」に変わった?

研究者たちは、回数を増やすよう指示されたこと自体が、楽しさを損ねた可能性を考えています。自分たちでしたくなったのではなく、研究に協力するために増やした。その違いです。ただし、それが原因だと証明できたわけではありません。

この点は、日常でも考えてみる価値があります。「もっと触れ合いたい」と思っていたはずなのに、いつの間にか「今週はまだ一回もしていない」という確認ばかりになる。欲しかったのは回数だったのか、それとも、互いに求め合う時間だったのか。

回数を話し合うことが悪いのではありません。でも、数字を達成しても片方が義務に感じていたら、満足したいという最初の目的からずれてしまいます。

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「増やすと不幸になる」という研究でもありません

この研究が試したのは、夫婦に回数を増やすよう頼むことです。自然に増えた場合まで、同じ結果になるとは言えません。性交時に身体的不快感がある人などは参加対象から外されており、痛みや性の悩みへの解決策を調べた研究でもありません。

それでも、「回数さえ増やせば解決」という考えを見直すきっかけにはなります。二人で考えるなら、「何回にする?」の前に、「どんなときはしたくなる?」「何が負担になっている?」を聞いてみる。

回数は増えた。でも、楽しくなくなった。それでは、せっかく増やした意味がありません。数字と一緒に、その時間をどう感じているかも確かめたいところです。

参考資料・関連する利用案内

資料の確認日:2026年9月28日

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