SAYi JOURNAL

子宮頸がん検診で「HPV陽性」。がんという意味?

「HPV陽性」という結果だけで、子宮頸がんと診断されたわけではありません。ただ、そのまま放っておいてよいという意味でもありません。結果の用紙にある細胞診の判定と、次に受ける検査の案内を一緒に確認しましょう。[1][2]

最終更新:2026年10月3日

手元の用紙を見ながら、自宅の壁掛けカレンダーに予定を書き込む成人の挿絵(AI生成)
記事のテーマを描いたイメージ
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ウイルスの有無と、細胞の変化を調べる

HPVは、ヒトパピローマウイルスの略です。子宮頸がん検診のHPV検査は、子宮の入り口から採った細胞で、がんの原因となる種類のウイルスへの感染を調べます。細胞診は、細胞そのものに異常な変化がないかを見る検査です。[2]

自治体の住民検診で行う「HPV検査単独法」では、まずHPV検査をし、陽性の場合にだけ、同じ検体を使って細胞診を追加します。この追加の細胞診のために、もう一度採取を受けに行く必要はありません。「単独」という名前でも、結果によってもう一つの検査が行われる仕組みです。[1][2]

なお、陽性だったことを、最近のパートナーの浮気の証拠にはできません。英国の公的医療サービスNHSも、長年性的な接触や新しいパートナーがいない人でもHPVが見つかることがあると説明しています。[3]

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同じ「陽性」でも、次の検査は違う

ここからは、日本の自治体が行うHPV検査単独法の流れです。診療中の検査や経過観察では、担当医の指示を確認してください。

HPV陽性で、細胞診に異常がない場合は、1年後にHPV検査を受ける「要追跡精検」となります。すぐにがんの診断がついた状態ではなく、感染が続いていないかを次の検査で確かめます。「細胞診は異常なし」の部分だけを見て、次回の検査を忘れないようにしてください。[1][2]

HPV陽性で、細胞にも疑わしい変化がある場合は「要確定精検」となり、速やかに専門の医療機関で詳しい検査を受けます。この判定だけでがんと確定するわけではありませんが、1年後まで待つ区分でもありません。[1]

用紙に別の表現がある、次の受診時期が分からない。その場合は、自己判断でどちらかに当てはめず、結果を知らせた窓口へ確認してください。また、生理以外の出血などがある場合は、検診の予定を待たずに医療機関を受診しましょう。[1]

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結果の用紙に「次はいつ、どこへ」を書く

次回の案内の受け取り方も確認しておくと、予定を立てやすくなります。例えば横浜市は、1年後の追跡検査が必要な人へ、前回の受診から約1年後に受診券を送ると案内しています。自分の自治体でも同じ手続きとは限らないので、結果に添えられた案内を読んでください。[4]

窓口で聞くなら、例えば「私の判定では、次はいつ、どこで検査を受けますか。自分で予約しますか、それとも案内を待ちますか」と確認してみてください。

聞けたら、受診する時期・連絡先・予約方法を、用紙の余白や手帳に一緒に残しておきましょう。「来年」とだけ書くより、何月に何をするかが分かる形にします。案内が来る予定の日も聞いておけば、届かなかったときに問い合わせやすくなります。

検査の結果を知ると、分からない言葉を全部調べたくなるかもしれません。まず自分の結果に対応する次の受診を確かめておきましょう。SAYiでは検査や診断は行っていません。結果の判断や受診時期は、検診の窓口・医療機関で確認してください。

参考資料・関連する利用案内

資料の確認日:2026年10月3日

  • [1] 国立がん研究センター:子宮頸がん検診について

    更新・確認日2026年4月13日。検査の目的、HPV検査単独法の判定後の流れ、症状がある場合の受診を参照。個別の検査結果を判定する記事ではありません。

  • [2] 厚生労働省:HPVワクチンに関するQ&A

    問1-7・1-9・2-2のウイルスと検診の説明を参照。検診の方法は自治体が選択。ページ全体の公開・更新日は未確認。2024年4月からの制度を新しいニュースとは扱いません。

  • [3] NHS:Your cervical screening results

    最終レビュー2025年6月26日。陽性の結果をパートナーの浮気の証拠にできないという説明を参照。英国の受診間隔や紹介手順を、日本の制度として転載していません。

  • [4] 横浜市:子宮頸がん検診 HPV検査

    最終更新2026年9月24日。追跡検査の受診券発送を自治体の一例として参照。各資料は2026年10月3日確認。文例と手帳の使い方は編集上の提案で、実在の相談記録ではありません。

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