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性欲が強いと、性依存症なの?

性欲が強い。セックスのことをよく考える。それだけで「性依存症」と判断できるわけではありません。欲求の強さと、行動を調整できず困っていることは、分けて考えます。[1]

最終更新:2026年10月6日

明るい図書室で、開いた本を読む大人。AI生成のイラスト。
記事のテーマを描いたイメージ
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回数や欲求の強さだけでは決まらない

WHOの病気の分類「ICD-11」には、Compulsive sexual behaviour disorderという項目があります。繰り返す性的な行動を抑えようとしても難しい状態を扱う項目で、「衝動制御の障害」に分類されています。日常で使う「性依存症」という言葉だけで、自分や相手を診断することはできません。[1]

この項目で見るのは、性的な衝動や行動を調整できない状態が長く続き、強い苦痛や、仕事・家庭などの生活への大きな支障があることです。欲求が強い、行為の回数が多い、という理由だけでは診断しないと明記されています。[1]

例えば、「性のことを考える時間は多いけれど、予定に合わせて行動を選べている」と、「減らそうとしているのに繰り返し、仕事や睡眠が後回しになって困っている」では、相談したい内容が違いそうです。これは違いを考えるための架空の例で、どちらかに当てはめて診断するテストではありません。

また、「性欲を持つのはよくない」という価値観から生じる苦痛だけでは、この診断の根拠になりません。[1] だからといって、そのつらさを無視する必要はありません。恥ずかしい気持ちがあることと、行動や生活にも困りごとがあることは、同時に起こりえます。

02

病名を決める前に、困っていることを伝える

性に関わる行動を調整できず、生活への影響が続いているなら、医療機関で相談する選択肢があります。診断では、ほかの心身の状態や薬などの影響も含めて確認します。[1] 病名が分からなくても、困っていることから相談できます。一定の期間が過ぎるまで待つ必要はありません。

どこへ相談すればよいか分からないときは、地域の精神保健福祉センターも窓口の候補です。厚生労働省は、心の健康や精神科医療についての相談先として案内しています。性行動についての相談や専門的な治療にどこまで対応できるかは、地域や施設で異なるため、先に確認してください。[2][3]

伝え方の例なら、「性に関わる行動を減らそうとしても難しく、寝る時間や仕事に影響が出ています。相談できる医療機関を知りたいです」。これは編集部で作った架空の文例です。話しにくければ、いつ困るか、減らそうとして何を試したか、生活の何に影響しているかをメモにしてもよいでしょう。話をまとめるのが難しければ、そのことから伝えてみてください。

SAYiの無料オープンチャットは、性についての考えや気持ちを話す場です。診断や治療を行う場ではありません。まずは「性欲がある自分はだめだ」と自分全体を責めることと、「この行動で困っている」と具体的な助けを求めることを分けてみる。その違いが、相談先を選ぶ手がかりになります。

参考資料・関連する利用案内

資料の確認日:2026年10月6日

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