性的指向(せいてきしこう)
どの性別の人に恋愛感情や性的な惹かれ方が向くか。同性に惹かれる、異性に惹かれる、複数の性別に惹かれるなど、さまざまです。誰かに性的に惹かれることがない・少ない人もいます。恋愛感情と性的に惹かれる気持ちが重ならない人もいます。[1][2]
SAYi JOURNAL
「女性らしい服が苦手」と「自分を女性だとは感じない」は、同じ意味でしょうか。服装だけで、その人の性別の感じ方や、誰に惹かれるかまでは分かりません。性的指向・性自認・性表現。似て見える三つの言葉は、それぞれ違うことを表しています。[1][2]
最終更新:2026年10月7日

まずは、言葉と、その言葉で説明しようとしていることを並べてみます。
どの性別の人に恋愛感情や性的な惹かれ方が向くか。同性に惹かれる、異性に惹かれる、複数の性別に惹かれるなど、さまざまです。誰かに性的に惹かれることがない・少ない人もいます。恋愛感情と性的に惹かれる気持ちが重ならない人もいます。[1][2]
自分の性別をどう認識しているか。女性、男性、そのどちらにも当てはまらないなどの感じ方があります。誰に惹かれるかを表す言葉ではありません。[1][2]
服装、髪型、ふるまいなどを通じて、性別をどう表すか。「女性ならこの格好」という決まりに合わせる必要はなく、見た目から性自認が分かるとも限りません。[2]
性的指向は、好きな服の傾向を指す言葉ではありません。「指向」と「嗜好(好み)」が似ているので、ここは取り違えやすいところです。
ここからは、説明のための架空の例です。自分を女性だと認識している人が、メンズ売り場で服を選んでいる。その姿を見て「本当は男性になりたいんだ」と決めることはできません。本人は単に、その形や着心地が好きなのかもしれません。
同じ性的指向の人でも、服装やふるまいはさまざまです。[3] 好きな服から、好きになる相手まで当てようとしなくていいのです。
また、今の恋人がどの性別かという情報だけでも、その人の性的指向は決まりません。複数の性別に惹かれる人もいます。[2]
自分について考えるときも、今日中に呼び名を選ぶ必要はありません。[2] 先に、どんな場面が気になるのかを短く書いてみるのはどうでしょう。
「誰かに惹かれたときの気持ちを、もっと知りたい」
「周りから呼ばれる性別が、自分の感覚と合わない」
「着たい服はあるけれど、性別を理由にからかわれるのが嫌だ」
これは性別や性的指向を判定する質問票ではなく、考え始めるための書き方の例です。複数が気になっても、ここに当てはまるものがなくても、そのまま書けます。
自分に合う言葉が見つかれば、説明しやすくなるかもしれません。まだ見つからないなら、「この呼ばれ方が気になる」「この服を着てみたい」。いま分かっているところからで十分です。
資料の確認日:2026年10月7日
2026年7月6日更新。性的指向・性自認の説明を参照。行政の一般向け案内であり、調査や診断基準ではありません。
2024年9月16日更新。性的指向・性自認・性表現、複数の性別への惹かれ方、自分の呼び名を急いで決めなくてよいという説明を参照。豪州の若者向け案内です。
公開・更新日は読めた範囲では確認できませんでした。服装・ふるまいから性的指向や性自認を決めつけないという説明だけを参照。南アフリカの制度や相談先を日本に当てはめていません。