SAYi JOURNAL
更年期でセックスがしんどい。パートナーにどう伝える?
例えば、夜中に汗をかいて目が覚め、朝からぐったり。夜にセックスへ誘われても、今日は眠りたい。そう伝えたら「もう自分のこと、好きじゃないの?」と言われてしまった。好きかどうかを聞かれても、眠れないつらさは伝わらない。こんなときは、セックスの話だけを続けるより、普段から何に困っているのかを具体的に話してみませんか。
最終更新:2026年10月1日

性欲の変化だけでなく、眠りや痛みも関係する
更年期は、閉経の前後およそ5年ずつを合わせた時期です。ほてりや発汗だけでなく、眠りにくさ、疲れやすさなどが現れ、症状の種類や強さは人によって違います。性欲が低下したり、腟の乾燥でセックスが痛くなったりすることもあります。
例えば、したい気持ちはあるけれど、前に痛かったことを思い出してためらう。触れ合いたくても、寝不足の今夜はそれどころではない。「最近セックスを避ける」という一つの変化にも、違う事情がありえます。
「好きかどうか」の話になると、今つらいことが後回しになってしまいます。痛みなのか、眠れていないことなのか、今はしたいと思わないのか。いちばん困っていることから話してみてください。
「更年期だから」のあとに、今の様子を一つ足す
更年期と言われても、相手には何が起きているのか分からないかもしれません。例えば、睡眠がつらいなら、こんな伝え方です。
「最近、夜中に汗で何度も起きて、昼間も眠い。今夜はセックスをせずに休みたい。寝つけそうなときは、起こさずにいてほしい」
痛みが心配なら、「したい気持ちはあるけど、前に痛かったから怖い。痛むことはやめて、婦人科で相談したい」と伝える。
相手に受診を勧めるときも、「またできるように治してきて」では、余計につらいですよね。「眠れないのが続いてるんだね。通院するなら、その時間の家のことは引き受けるよ」なら、困っている本人を手伝えます。
また、本人が不満を話したときに、「それも更年期のせいでしょ」と片づけないでください。体調の説明をしたことが、話を聞いてもらえなくなる理由になっては困ります。
婦人科では、性のことも一緒に相談する
不調が続いたり生活に支障が出たりしているなら、婦人科へ。「更年期だと思う」で終わらせず、ほかの病気が関わっていないかも確認してもらえます。
診察では、「夜中に目が覚めて、仕事中も眠い。最近はセックスのときに乾燥と痛みもある」と、気になっていることを一緒に伝えてください。性の悩みだけ、言わずに残す必要はありません。閉経後に出血があった場合も、更年期だからと済ませず受診してください。
パートナーと話すときも、診察を受けるときも、まずは今の自分が楽に暮らすために。セックスをいつ再開できるか答えるより、眠れない夜や痛みをそのままにしないことから始めたいと思います。
参考資料・関連する利用案内
資料の確認日:2026年10月1日
- 厚生労働省:働く女性の心とからだの応援サイト「更年期」
更年期の時期、症状の個人差、婦人科への相談を参照。ページの公開・更新日は確認できませんでした。
- NHS:Symptoms of menopause and perimenopause
最終レビュー2026年5月19日。性欲の変化、腟の乾燥と痛み、睡眠、閉経後出血の受診について参照。英国の受診制度や薬剤の案内は転用していません。
- 日本産婦人科医会:(1)更年期障害の検査・診断
2025年の研修ノートNo114。似た症状を示す別の病気の確認について参照。会話・生活の例はSAYi編集部の提案です。