SAYi JOURNAL
共通の友達に、二人の性の悩みを話してもいい?
パートナーとの性の悩みを、二人とも知っている友達に聞いてほしい。でも、次にみんなで会うとき、相手はどんな顔をするだろう。そんな心配があるなら、詳しい話を始める前に、友達に何をしてほしいかを伝えてみませんか。
最終更新:2026年10月4日

聞いてほしいのか、間に入ってほしいのか
例えば、セックスを断られて寂しいと話したら、友達が「私から聞いてみようか」と言ってくれた。でも、自分はそこまでは頼んでいなかった。共通の友達への相談では、こうした行き違いも考えられます。
聞いてもらいたいだけなら、「今日は私の話を聞いてほしい。あなたから相手に連絡はしないで」と先に頼む方法があります。誰が悪いかを決めてもらいたいのではなく、自分が何に困っているかを整理したい、と添えてもよいでしょう。
友達も、二人の事情を知ることに戸惑うかもしれません。「二人に関わる話だけど、今聞いてもらえる?」と確かめてから始めると、友達も引き受けるかどうかを考えられます。聞くのが難しいと言われたら、別の相手や相談先を選んでください。
相手の詳しい事情より、まず自分の困りごとを
共通の友達は、二人を知っています。「パートナーが」と話すだけでも、誰のことか分かります。
最初から、パートナーの性的な好みや体のこと、二人のやりとりを詳しく話す必要はありません。例えば「断られたあと、嫌われたのかと考えてしまう」「話し合いたいけれど、切り出すのが怖い」。自分の気持ちや、今できずにいることから話し始める方法があります。
説明しやすいからと、二人だけで交わしたメッセージをまとめて見せたり、性的な画像を見せたりするのは避けましょう。オーストラリアの公的機関eSafetyも、性的な画像を受け取る同意と、それをほかの人に共有する同意は別だと説明しています。[1]
ただし、被害や脅しについて助けを求めるために、専門の相談先へ事情を伝えることまで控える必要はありません。詳しく伝える必要があるときは、記録や画像をどの方法で見せればよいか、相談先に確認できます。
話しすぎたと思ったら、これ以上広げないように頼む
帰ってから「そこまでは言わなくてよかった」と気になったら、友達へ連絡してみてください。例えば「さっき話したことは、ほかの人には話さないでほしい。本人に連絡するのも待ってほしい」と、してほしくないことを具体的に伝えます。
すでに誰かに伝わっている場合、完全に取り戻せるとは限りません。頼んだから必ず秘密になる、とは言えません。次からは、話す範囲や相談相手を変えることも考えましょう。
共通の友達には話しにくいなら、二人と私生活でつながっていない相談相手を選ぶ方法もあります。有料の相談を利用する場合は、料金と時間に加え、相談内容の記録や共有の扱いを事前に確認しておくと、話すかどうかを判断しやすくなります。
怖くて話せないときは、相手の許可を待たない
「誰かに言ったら許さない」と脅されている。性的なことを断ると、怒鳴られたり暴力を振るわれたりする。そんなときは、相手のプライバシーを気にして、一人で抱え続けなくて大丈夫です。助けを求めるために、相手の許可を取る必要はありません。
パートナーからの暴力については、DV相談ナビ「#8008」で近くの配偶者暴力相談支援センターにつながります。通話料がかかり、受付時間は接続先によって異なります。利用できる回線や窓口は、内閣府の案内で確認できます。[2]
友達に相談するかどうかを、一度で決めなくても構いません。まず「聞いてほしいこと」と「今はしてほしくないこと」を伝える。それでも安心して話せそうにないときは、相談する相手を選び直せます。
参考資料・関連する利用案内
資料の確認日:2026年10月3日
- [1] eSafety Commissioner:Consent
公的機関によるオンラインでの同意の解説。性的な画像を受け取ることと、別の人への共有を区別する説明を参照。豪州の制度を日本の法律として説明していません。更新日の表示は06/08/2026。
- [2] 内閣府男女共同参画局:DV相談ナビ
#8008の接続先、通話料、受付時間の案内を参照。ページの公開・更新日は確認できませんでした。相談内容に応じた個別の支援は、窓口で確認してください。
- 企画のきっかけ:SAYi公式note「パートナーの性の悩み、友達に話していい?」
2026年9月23日公開の無料本文を参照。本稿では、共通の友達へ仲介を頼むかどうかと、話した後の対応に焦点を当てました。文例は編集上の提案であり、実在の相談記録ではありません。